フルスペクトルキセノンランプ
キセノンアークランプは、フルスペクトル(全波長域)の自然太陽光に最も近似した分光分布を再現します。Q-Labのランプは空冷式で(水冷式に比べて)より経済的で効率性が高く、メンテナンスの手間がほとんどかかりません。ランプ寿命は1500時間で、Xe-1モデルは一台につき一つのランプを使用します。光学フィルター
光学フィルターの選択により、直射日光や窓ガラスを通して入射する太陽光など様々なサービス環境をシミュレートすることができます。Q-Labの光学フィルターは使用時間の経過と共に劣化することはなく、通常の使用であれば交換の必要はありません。唯一の例外はWindow-IRフィルターで、これは定期的な交換が必要です。全てのQ-SUN Xe-1モデルは、一台につき一つの光学フィルターを使用しています。LX-5060 – Q-SUN用フィルターオプションをご参照下さい。
温度監視および制御
劣化の速度や程度に影響を与えるため、温度制御は重要です。Q-SUN Xe-1試験機では、ブラックパネル温度センサーを用いて試料暴露温度が精密に制御されています。温度は、センサーの絶縁状態、放射照度、フィルターの種類、ランプの使用経過年数、設置されている室内温度によって、摂氏35度から103度の間で自由に設定が可能です。ブラックパネル温度制御はXe-1試験機の標準システムとなっていますが、オプションとしてチャンバー空気温度制御システムで代用することもできます。LX-5000 - Q-SUN Xe-1/Xe-2/Xe-3製品カタログをご参照下さい。
広用途に対応できる試料設置
Q-SUN Xe-1試験機の平板試料設置トレーは、立体パーツを含む様々な形状やサイズの試料を格納でき、また多様な試料ホルダーのラインナップもあります。Xe-1用試料設置トレーは251mm x 457mmの大きさで、各51mm x 102mmのサイズの試料を最大17ピースまで格納可能です。より詳細な情報は、試料設置ページ, LX-5080-SM - Q-SUN Xe-1/Xe-3試料設置、あるいはアクセサリタブをご参照下さい。
SOLAR EYE照度制御
SOLAR EYE照度制御システムは、常時ランプ出力の監視、制御を行います。これにより、正確な光照射と試験結果の再現性を保証します。照度制御は340nm、420nm、またはTUV(総紫外線量)から選択可能です。LX-5000 - Q-SUN Xe-1/Xe-2/Xe-3製品カタログをご参照下さい.
水噴霧オプション機能(Xe-1-SおよびXe-1-SCモデル)
Xe-1試験機では、純水噴霧のオプション機能で屋外の湿気の影響をシミュレートします。2つのスプレーノズルが試験機内上部についており、光照射中あるいは停止中の暗黒サイクルのいずれかで作動するよう設定できます。水噴霧機能を使用した適切なXe-1の運用には純水が必要である点にご留意下さい。LX-5000 - Q-SUN Xe-1/Xe-2/Xe-3製品カタログをご参照下さい。
低温条件用オプショナル冷却機能(Xe-1-BCおよびXe-1-SCモデル)
医薬品や化粧品などの屋内製品の一部は、非自然的な劣化を防ぐため室温での暴露が必要です。Xe-1試験機にはオプションで冷却機能を付けることができ、上記のような熱に敏感な素材の場合は温度を下げて試験することが可能です。LX-5000 - Q-SUN Xe-1/Xe-2/Xe-3製品カタログをご参照下さい。冷却機能を付けると、Q-SUN Xe-1試験機はセンサーの種類、放射照度、フィルターの種類、ランプの使用経過年数、設置されている室内温度によって摂氏19度から103度の間で温度設定が可能になります。Xe-1試験機は冷却機能付きで設定されているため、別途の備え付けが必要なく、コンパクト型試験機の本体の一機能として稼動します。
コントローラーおよびオプショナルPCソフト
簡便で機能的にデザインされており、QUV/Q-SUNコントローラーは使用者が選択した言語(英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語)にてプログラムすることが出来、また完全な自己診断機能が備わっています。 コントローラーが常に全てのシステムのステータスとパフォーマンスをモニターし、簡単な警告メッセージの表示や定期サービスリマインダー機能、あるいは安全自動停止機能が必要に応じて作動します。
試験状態の証明記録を必要とするハイクオリティなシステムのニーズにも応えられるイーサーネット接続ポートは、全QUV試験機に装備されています。オプショナルのPCソフト、「バーチャルストリップチャート」を使えば、暴露状況を自動で記録し、QUV試験機からWindowsベースのPCへ直接データを移行することができます。また、このデータをQ-Labのテクニカルサポートデスクへ直接Eメールで送信し、専門家によるトラブルシューティングと問題分析のサービスを受けることも可能です。