スプレー機能が附属されたQUV並びにQ-SUN用の純水再浄化システム
スタンドアローンとして独立しているQUVでは、純水再浄化システムは試験槽下部に設置されQUV試験機と一体となります。スペースセーバーフレーム(2台積層棚)に設置されているQUVやQSUNの場合、純水再浄化システムはスタンドアローンとして独立した筐体を持ちます。この場合、純水再浄化システムの筐体は試験機の横に設置されます。詳細は、Specification Bulletin LW-6048参照。
純水再浄化システムは、再浄化を行う為のシステムでありメインの純水製造システムとは異なります。試験機には、メインの純水製造システムによって製造された純水を供給しなくてはなりません。もし、水道水を試験機に供給した場合には純水再浄化システムに附属されているイオン交換樹脂は数週間のうちに劣化し再生が必要となるでしょう。
スプレーステップが開始になると純水再浄化システムのモーターが稼働し、貯水タンクから水を押出し、フローバルブ、イオン交換樹脂を経由してスプレーノズルから噴霧します。噴霧された水は再び貯水タンクに戻ります。噴霧された純水は、試料に接触し不純物を含みます。その不純物を含んだ水をイオン交換樹脂が再び純水としてよみがえらせます。貯水タンクにはフロートスイッチが附属されており、貯水レベルに応じて純水をメインの純水製造システムから自動で補充します。蒸発などによる水のロスは通常一日5リットル以下です。-手動補充不要.
純水が循環しているので、純水再浄化システムを装着した場合は必ずしも排水口が必要でありません。しかし、フロートスイッチのトラブルが発生した際を考慮に入れると排水口の設置をお勧めいたします。
ユーザーは、電気伝導率計を月に1回はチェックする必要があります。TDS値が5ppmよりも大きくなった際は、イオン交換樹脂カートリッジを交換する必要があります。メインの純水製造装置より高純度の純水が供給されている場合は、純水再循環システムのイオン交換樹脂カートリッジは数年使用する事もできるでしょう。イオン交換樹脂カートリッジの交換頻度は、システムに供給された水の純度と試料の清浄度に依存します。推奨された使用方法を超えて使用する場合は、著しく機器やシステムの寿命を縮めます。
代表的なパーツ番号
- QUV/Spray, 120 RP QUV/spray Water Repurification System, for new 120v QUV machines
- QUV/Spray, 230 RP QUV/spray Water Repurification System, for new 230v QUV machines
- V-60007-K QUV/spray Water Repurification System to retrofit QUV machines in series 48 or greater
- V-60158-K QUV/spray on space saver frame, Water Repurification System, for new 120v QUV machines
- V-60159-K QUV/spray on space saver frame, Water Repurification System, for new 230v QUV machines
- V-60160-K QUV/spray on space saver frame, Water Repurification System to retrofit QUV machines in series 48 or greater
- X-10897-K Q-SUN Xe-1, Xe-2 and Xe-3 Water Repurification System