太陽電池パネルは多量の有害な紫外線にさらされます。
Q-Labは風力、ソーラー(太陽エネルギー)、再生可能エネルギー産業向けの耐候試験機器および試験サービスにおいて、世界をリードする存在です。太陽電池パネルや風力タービンブレードの長期耐久性は、この業界のコスト競争において重要な要素のひとつとなっています。パネルの組み立て、モジュールやブレード(羽根)の製造、あるいはその他の部品や素材の製造など、どんな形で関与するにせよ、時間の経過とともにエネルギー出力を低下させる要因を理解しておくことは不可欠です。
お使いの、あるいは製造されている光起電力製品は屋外での耐久性に優れたものですか?その炭素繊維複合ブレードは北海でもその品質を維持することができますか?どれくらい長く?新しい原料サプライヤーは以前のサプライヤーと同様の品質基準を満たしていますか?その保障サービスは信頼できる耐久性データに裏付けられたものでしょうか?実際に試験できるものを単なる憶測で済ますことはありません。.
Q-Labは、太陽電池パネル製造のような再生可能エネルギーに関連した複数の業界において多数の顧客にサービスを提供しています。以下はその具体例です:
- 単・多結晶モジュール
- 薄膜モジュール
- バックシート
- 封止材
- エッジシール材
- カバーガラス
- 高分子化合物製フロントシート
- インバーター
20 x 100cmの大きさまでのミニモジュールであれば、QUV紫外線蛍光ランプ式促進耐候試験機での試験が可能です。また、バックシート、フロント(表面)シート、封止材、エッジシール材、インバーター外装材の試験にも、太陽光に含まれる最も有害な紫外線および強度で実環境に近似した湿度条件の正確なシミュレーションが可能なQUV試験機が、その機能性から広く利用されています。
さらにQ-SUNキセノン試験機も、フルスペクトル(全波長域)の太陽光の正確なシミュレーションが可能で、広用途かつ使い勝手の良い平板試料トレーを備えていることから、人気の高いチョイスとなっています。こちらの試験機も35 x 70cmまでのミニモジュールの試験に対応しています。
加えて、Q-FOG複合サイクル腐食試験機は、様々な塩水噴霧試験や複合サイクル腐食試験の実施が可能であり、特定のIEC(国際電子標準会議)の試験仕様項目を満たした試験機です。IEC仕様範囲外では、Q-FOG腐食試験機とQUV耐候試験機を利用した交互暴露により、多様な環境下での屋外風化シミュレーションを徹底的に行うことができます。
屋外で太陽電池パネルを劣化させる主要な風化条件をシミュレートするQ-Labの促進耐候試験機と腐食試験機を用いれば、以下を含む数々の潜在的劣化現象を正確に再現することが可能です:
- ポリマーの黄変
- 亀裂
- ひび
- 層間剥離
- 弾性喪失
- ゆがみ
- ブリスター(ふくれや気泡)
- 発電出力量の低下
- はんだ結合部の不良
- 接合剥離
促進耐侯試験機は、太陽光、熱、湿気による自然劣化に対抗する上で重要な武器であるとは言え、やはり本物にかなうものはありません。Q-Labのベンチマークであるアリゾナあるいはフロリダの屋外試験設備の一つにおける屋外試験ではこれが可能です。屋外試験と促進試験のメリット両方の組み合わせをご希望であれば、Q-TRAC自然太陽光集約型試験機を使って南フロリダの年間太陽エネルギーの5倍に当たる太陽光照射を得ることが可能です。
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風力およびソーラー発電産業は急激な成長を見せています。しかし将来の保障サービス提供がその勢いに歯止めをかけることになるでしょうか?
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保障サービスの提供は、製品交換や修理に高額なコストがかかると予想されることから太陽光発電産業にとって大きな懸念となっています。
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太陽発電衛星の発電パネルは最大限の信頼性を備え、何年もその機能を維持する必要があります。試験こそ、その耐久性に確信を得る唯一の手段です。
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ソーラー産業において、耐候試験の対象は何も太陽光発電のみに限りません。CSP(集光型太陽熱発電)や太陽熱発電の分野でも試験は必要です。
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低温太陽熱発電パネルは、太陽光、湿気、気温の影響による劣化率が高くなる可能性があります。
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風力タービンは激しい温度変化、塩水、風、高度な紫外線など、地球上でも特に過酷な気候条件にさらされます。