デンバー国際空港の布地の屋根は極限レベルの耐候性が求められます。
Q-Labは、アパレル、ファッション、商業、工業用の織物や布地産業向けの耐候・耐光試験の試験機器および試験サービスにおいて、世界をリードする存在です。太陽光や湿気、熱にさらされる材料や製品の全ては自然の力が引き起こす弊害の対象となります。
お使いの、あるいは製造されているアパレルやファッションの布地はその色合いを保つことができますか?工業用や商業用の布地や織物は屋外でも耐久性のあるものでしょうか?どれくらい長く?新しい原料サプライヤーは以前のサプライヤーと同様の品質基準を満たしていますか?製品の長期耐久性に影響を与える可能性のある変更が従来のプロセスに加わったということはありませんか?実際に試験できるものを単なる憶測で済ますことはありません。
場合によっては、非常に過酷な条件下で織物が使用されることもあります。一例として、布地で作られたデンバー国際空港の屋根構造があります。美学的な問題のみならず、使用されている布地は何年もの間環境の暴露に耐える必要があります。
Q-Labは、様々な用途で織物製品を製造あるいは購入している何百もの顧客にサービスを提供しています。以下はその用途例です:
- アパレル用布地
- カーペットやフロアカバー
- 軍事用・工業用テントやカバー
- プールカバー
- 窓の装飾製品
- パラシュート
- 自動車内装用製品
- 天幕
- ポリプロピレンで織られた袋(FIBC:フレキシブルコンテナバッグ)
- 屋外用家具
- 日よけ幕
- ジオテキスタイル
通常、アパレルやデザイン用の織物・布地の耐光試験は、ISOとAATCCを含む全ての主要国際標準化機構に認証されているQ-SUNキセノン試験機を使って行われます。長期耐久性や屋外使用を考えてデザインされた織物やには、試験所で屋外条件をシミュレートするため、Q-SUNキセノン試験機とQUV紫外線蛍光ランプ式促進耐候試験機の両方のご使用をお奨めします。
あらゆる種類の織物や布地を劣化させる主要な光や風化条件をシミュレートするQ-Labの促進耐候試験機を用いれば、以下を含む数々の潜在的劣化現象を正確に再現することが可能です:
- 色あせや変色
- 引長強度の低下
- ポリマーの黄変
- 難燃性の低下
- 赤外線吸収または反射特性の損失
促進耐光・耐侯試験機は、太陽光、熱、湿気による自然劣化に対抗する上で重要な武器であるとは言え、やはり本物にかなうものはありません。Q-Labのベンチマークである屋外試験設備の一つにおける屋外試験ではこれが可能です。南フロリダとアリゾナの砂漠地域にあるQ-Lab設備では、製品の屋外耐久性を自然の条件下で試験する究極の試験法をご提供します。屋外試験と促進試験のメリット両方の組み合わせをご希望であれば、Q-TRAC自然太陽光集約型試験機を使って南フロリダの年間太陽エネルギーの5倍に当たる太陽光照射を得ることが可能です。
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どの視点からものを見るかによって、製品の欠陥がもたらす代償は非常に大きくなることがあります。
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キセノンアーク試験機の相対湿度(RH)コントロールは織物製品の耐光性に重要な役割を果たします。
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布地は糸の状態から完成した衣服になるまで、製造プロセスの全段階において試験される必要があります。
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紫外線は布地を劣化させるだけでなく、透過することもできます。皮膚の保護のため、紫外線を遮断する新技術が開発されています。
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用途に合わせて正しい耐候試験を選択することが重要です。
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原料・素材調達先の選択がよりグローバル化している中、サプライヤーが主張する品質の実証を行うことが肝心です。